ジ・オフィス シーズン3エピソード22「ビーチデー」
シーズン3もいよいよクライマックスに迫って来ました。ジムパムの関係性に大きな影響を与える出来事が起こるエピソードです。
コーポレートオフィスのデイヴィッドからの電話を受けたマイケル。コーポレートオフィスで空きポジションができるので、応募してみないか?という打診でした。もちろんマイケルは乗り気です。面接は一週間後。クォーターごとのセールスレポートと後任の推薦者を用意しておくようにとのこと。
そこでマイケルは、後任に適任な人物を見つけようと、ビーチデーを企画します。みんなでバスでビーチに行き、ゲームを通してマネージャーにふさわしい人物を洗い出そうというわけです。
このエピソード、アメリカのリアリティーショー「サバイバー」にインスピレーションを受けて作られています。
それでは、今回のボキャブラリーです。
cut it out やめろ、いい加減にしろ
ビーチデーの最中に、湖のほとりにカレンと座って電話をしているジム。会話の内容から、コーポレートのデイヴィッドと話しているとわかります。話が終わった後、カレンに電話を代わります。
カレンが話している最中に、”as well” を “in well” と言い間違えてしまいます。それを横で聞いていたジムはからかいます。上司と電話しているのに横でからかってくるジムに対してカレンが言ったセリフです。
やりとりを見て見ましょう。
Jim: Great. Yeah I’ll see you next week. Thank you. And here’s Karren Fillippeli.
いいですね、では来週会いましょう。ありがとうございます。カレンに代わります。
Karen: Hello? Yeah hi David. Yes, I would like to be considered for the corporate position in well.
もしもし。ハイデイヴィッド。はい、私もコーポレートのポジションの候補にして欲しいです。
Jim: In well?
インウェル?
Karen: As well.
アズウェル、です。
Jim: How would that work — in well? I just wanna know. Wait a minute. If this job is in well, I don’t want it.
なんでそうなるんだ・・インウェル?知りたいだけだよ。いや、待て。もしこのポジションが井戸の中(wellは井戸という意味もある)の仕事なら、僕は要らないな。
Karen: Cut it out!
やめてよ!
彼女が上司と電話している時に邪魔するのはひどいですが、微笑ましいカップルのやりとりですね。
ところでこのエピソード、アンディーがお相撲さんのコスチュームを着たまま湖に落ちて、流されていくシーンがあります。
沖の方まで流されていき、夜になっても誰にも気づかれず、撮影クルーが気づくのですが、救出はしません。ひどい(笑)実はこのシーン、スタントは使わずに全てアンディー役のエド・ヘルムズ自らが浮かんでいるそうです。役者魂!
ちなみに、ドワイトのこのシーン、スターウォーズ エピソード3のアナキンのオマージュだと思ったのは私だけでしょうか?
それから、エピソードの終盤、マイケルが「ヴォルデモード(筆者注:ジムのチーム名)から60点減点!」と言った時のドワイトの「ヴォルデモード」って口にしちゃだめ!の表情が秀逸ですね。芸が細かい。