大坂なおみ全豪オープン2021優勝!記者会見からピックアップ②

テニス
Naomi Osaka: "I was extremely nervous" press conference (F) | Australian Open 2021

今大会は純粋にテニスをのことだけを考えていた

大坂選手が前回出場して優勝した全米オープンでは、黒人差別の犠牲となった被害者の名前が書かれたマスクをして毎回の試合に登場し大きな話題となった大坂選手。”Black Lives Matter”運動が全米で広がる中、自身の著名さを活かして強くメッセージングした勇気ある行動でした。

記者からは、今回の優勝では何か伝えたいメッセージ性はあるの?という質問を受けました。

Um, honestly for me, when everything happened in New York, I got really scared, because I felt like it put me into this light that was a non-athletic light that I’ve never been in before, so I feel like there’s a lot of topics that people suddenly started asking me about that I completely didn’t know about at all, and for me I only like to talk when I’m knowledgeable about the subject or at least know like one tiny grain of what I’m about to start talking about, so for me I just came into this tournament just thinking purely about tennis.

そうね、正直、ニューヨーク(筆者注:全米オープンの会場はニューヨークにある)で全てが怒った時、怖くなったの。なぜなら、アスリートとしてではない光に晒されて、それまでなかったことだったから。それで、突然、私の全く知らない話題についても質問されるようになったと感じるの。でも私は自分がよく知っている話題についてだけ話したいし、少なくとも今から話そうとしていることについては、ほんの少しでも知っていたい。そうね、だからこの大会には純粋にテニスのことだけ考えて臨んだわ。

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お母さんがおもしろい!

大坂選手のお母さんについては、こんなエピソードが紹介されました。

My mom’s funny. Every time I play a match, she says like “Ahhh, I wish you could just put more balls in the court.” (記者陣から笑いが起こる) For her, the solution to winning a match is put balls in the court. She does not care about the pace or nothing.

お母さんはおもしろいの。私が試合をするたびに「ああ、もっとボールがコートに入ればいいのに」って言うの。母にとっては試合に勝つための解決方法はボールをコートに入れることなのよ。ペースとか他のことは気にしないの。

過去のグランドスラムトロフィーは実家とLAの自宅に

過去2回全米オープン、1回全豪オープンで優勝している大坂選手。その時のトロフィーはどこに置いてるの?という質問に対して。

2018 US Open trophy is with my parents and my mom keeps it in its case locked away in a corner so honestly you wouldn’t even know that they have it there. And the other two are in my house in LA and I put them in my living room actually because it serves as a really good inspiration like during preseason. I would look at the Australian Open trophy from the time before and I would really feel inspired to try to win another one.

2018年の全米オープンのトロフィーは両親のところにあって、母がケースに入れて隅っこにしまってあるの。だから正直、そこにあるってわからないと思う。他の2つはロサンゼルスの自宅にあって、実をいうとリビングルームにおいてあるのよ。だって、シーズン前の期間中、すごくいいインスピレーションになるから。前回優勝した時の全豪オープンのトロフィーを見て、もう一度優勝できるようにがんばろうって思えたの。

たくさんのファンから愛される謙虚な性格

テニスで成功するには自己的であることが必要と言われるけど、あなたの無私なアプローチについて教えて、と記者から言われて。

Well I think for me, I have a really hard time thinking about tennis as if it’s just a solo sport. I know everyone says tennis is a solo sport but I’ve always been surrounded by people that put in so many hours with me and we do everything together so I would say that… I wouldn’t say it’s selfish or unselfish, I would just say my mindset behind it is wanting to do everything together and wanting to share every experience that I can with the people that sort to do everything with me.

そうね、私はテニスを一人でやるスポーツと考えることが難しくて。みんなテニスは一人でやるスポーツと言うのは知ってるけど、私はいつも多くの時間を私に費やしてくれて全てを一緒にやってくれて、だから、利己的か無私かとかは言わないけど、ただ私のマインドセットとしては、私に付き合ってくれる人たちと全て一緒にやりたいし私ができる全ての経験を分かち合いたいと思っているの。

テニスは11月〜12月のオフシーズンを除いて、毎週のように異なる土地で大会が開催されており、選手はもちろん、帯同するコーチやトレーナーなど関係者も文字通り世界中を飛び回り続けます。当然、長い間家に帰れず家族に会うこともできない場合もあるでしょう。

実際にコート上で戦うのは選手自身ですが、日々のトレーニングメニューを考えたり、身体のケアをしたり、対戦相手の研究をして戦術を練ったり、コート外での努力はチーム一丸となって取り組むスポーツです。大会の優勝スピーチでも多くの選手が「チームに感謝したい」と感謝の言葉を述べます。

そんなTeam Naomiには、昨シーズン、IMGアカデミー(錦織がジュニア時代から留学し今も本拠地としているフロリダのスポーツアカデミー)でマリア・シャラポワ元選手やカナダのデニス・シャポバロフ選手のトレーニングを手がけた中村豊コーチも加わり、いつも本当に雰囲気のいい様子がテレビの中継やSNSで垣間見られます。

これからも、大坂選手から目が離せません!

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