The Office S2:E18 “Take Your Daughter to Work Day”より | Without further ado: 前置きはこれくらいにして

The Office(ジ・オフィス)

ジ・オフィス シーズン2エピソード18「娘同伴デー」

本日のボキャブラリー

without further ado

前置きはこれくらいにして

“ado” は「騒ぎ、騒動、面倒」といった意味ですので、直訳は「これ以上の騒ぎは抜きにして」という意味ですが、実際の騒ぎでなくても、本筋と関係のない雑談をした後で本題に入る際に使われる表現です。

会議の冒頭でアイスブレイクで温まった後に使ってみたらスマートですね!

ではさっそくこの表現が使われるシーンを見てみましょう。

このエピソードでは、従業員が娘(メレディスは息子を連れてきていますが)を連れて出勤していい “Take your daughter to work day” です。

子どもたちからの注目を集めたいマイケルは、自分が子どもの頃に出演した子ども番組のビデオを見せようと、ライアンを実家までそのビデオテープを取りに行かせます。(ひどい)

そして、全員を会議室に集めて上映会を始めます。

Michael: I’m going to give you a little blast from the past of Michael Gary Scott, when he was a child star. And a show that you might remember called Fundle Bundle. Okay? Without further ado, Ryan?

マイケル: これからマイケル・ゲイリー・スコットが子どものスターだった頃のおもしろいものを見せるよ。覚えている人もいるかもしれないけど「ファンドル・バンドル」という番組だ。では前置きはこれくらいにして、ライアン(再生して)

この番組に出てくる子どもの頃のマイケルのセリフがとても切なく、マイケルが友達がいなくて寂しい子ども時代を過ごしたことがうかがえます。

番組のキャラクター エドワード・R・ミャオ に「大人になったら何になりたい?」と質問されたマイケル。

I wanna be married and have 100 kids so I can have 100 friends. And no one can say no to being my friend.

結婚して100人の子どもを作るんだ。そしたら100人の友達ができるでしょ。それで、誰も僕の友達になることを拒否できないんだ。

と答えます。

この後のエドワード・R・ミャオの反応が秀逸ですね。エドワード・R・ミャオはパペットなのですが、この撮影のために本物のパペット使いが雇われているそうです。

ちなみに、ケビンが連れてきたケビンの婚約者の娘アビーを演じるのは製作総指揮のグレッグ・ダニエルズの娘さんだそうです。見事な演技です!

もう一つ裏話を。パム役のジェナ・フィッシャーとアンジェラ役のアンジェラ・キンジーのポッドキャスト “Office Ladies” によると、12:28頃会議室のシーンの後ろの方で、子どもたちの前でおどけて踊っているジム。これは、 “John being John” とのことで、ジムの演技というよりはジムを演じるジョン・クラジンスキーそのものだそうです。ジョン・クラジンスキーが普段どんな人物なのか見たい人はぜひチェックしてみてください!

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