ギルモア・ガールズ S1:E8「雪の魔法」より
fodder は、家畜などの「飼料」という意味の他に、新聞記事や批判の「材料、ネタ」という意味もあります。今回の表現では後者の意味です。
tell-all は、「暴露、暴露本」という意味もあるようですが、ここでは「全てを言い尽くす」という意味ですね。
“It’s all fodder for the tell-all.” は、直訳すると「全て言い尽くすことの材料になる」といったところでしょうか。文脈から、「色々話すきっかけになった」と記載しましたが、さっそくそのシーンを見てみましょう。
娘のローリーの高校の先生マックスと惹かれ合っているローレライ。しかしなかなか都合が合わずデートもできていません。夜中にリビングルームでマックスの留守電メッセージを聞いて思いを馳せているところに、ローリーが起きてきます。
季節は初冬。雪の匂いがする、もうすぐ雪が降るわ、とローレライは喜び、雪の日にはいいことが起こるの、とローリーに説明します。
ひとしきり会話を楽しんだ後、起こしてしまってごめんね、とローレライはローリーに謝ります。
Lorerai: Sorry I woke you up.
Rory: It’s okay. It’s all fodder for the tell-all.
ローレライ: 起こしちゃってごめんね。おやすみ。
ローリー: いいの。色々話すきっかけになったし。
ちなみにローリーのセリフ、Netflixの日本語訳では「いいの。いろいろ話せたし」でした。
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