ジ・オフィス シーズン2エピソード5「ハロウィーン」
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land on one's feet 困難をうまく切り抜ける 運がいい
さっそく、このフレーズが使われている場面を見てみましょう。
その名の通り、ダンダーミフリンでのハロウィーンの一日を描いたエピソードです。
ハロウィーンといえば10月31日。マイケルは、月末までにスクラントン支社で誰か一人クビにするように上司のジャンから命じられていました。しかし、結局誰にするか決められず、この日を迎えてしまいます。
困ったマイケルはドワイトを呼び出します。そして、マイケルの肩に載せたミニマイケル(ハロウィーンのコスチューム)と会話の真似を始めます。
Michael: (ミニマイケルに) You’re right. I didn’t even think of him.
Dwight: No. Michael.
Michael: (ミニマイケルに) Yeah that’s actually a really good idea.
Dwight: No. Not me. Not Dwight.
Michael: I’m not saying that’s what he said.
Dwight: I know that’s what he said.
Michael: (ミニマイケルに) What?
Dwight: Tell him not Dwight.
Michael: (ミニマイケルに) That is not a very nice thing to say about him.
Dwight: Tell him to stop.
Michael: Are you kidding?
Dwight: Quiet. You.
Michael: (ミニマイケルに) I agree. He’d land on his feet.
Dwight: Make him be quiet.
マイケル: そうだね。彼のことは思いつきもしなかったよ。
ドワイト: ダメです。マイケル。
マイケル: うん、実際それはすごくいいアイディアだよ。
ドワイト: ダメです。私はダメです。ドワイトはダメです。
マイケル: 彼がそう言ったとは言ってないぞ。
ドワイト: 私にはわかります。そう言ったでしょ。
マイケル: 何?
ドワイト: ドワイトはダメだと言ってください。
マイケル: 彼のことそんな風に言うのはよくないよ。
ドワイト: やめるように言ってください。
マイケル: 冗談だろ?
ドワイト: 黙れ。
マイケル: そうだね。彼ならうまく切り抜けるよね。
ドワイト: そいつを黙らせろ。
引用が長くなってしまいましたが、つまり、ドワイトならクビにしてもうまくやるだろう(“He’d land on his feet.”)と言っていますね。
ちなみにドワイトの仮装はスター・ウォーズのシス・ロード。不気味なドワイトと肩に自分の人形のはりぼてを載せたマイケルのやりとりが滑稽で可笑しい場面です。
結局、とある従業員を解雇したマイケル。その従業員は怒って他の従業員を連れて飲みに行ってしまい、一人残されたマイケル。帰路につこうと駐車場に出ると、自分の車にハロウィーンのかぼちゃが投げつけられています。そのゴミを片付けて帰宅し、買ったばかりの新居で一人落ち込むマイケル。
そこに、玄関のベルが鳴ります。ドアを開けるとお菓子をもらいに来た仮装した子どもたち。マイケルの表情がパッと明るくなり、子どもたちにお菓子を配ります。子どもたちもマイケルに懐いています。
その様子を遠くから捕らえているカメラ。
マイケルは、いつもは理解不能な言動のぶっとんだキャラですが(笑)、時々こういった人間味あふれる、優しい姿の描写が出てきます。これが、The Officeが愛される理由の一つだと、パム役のジェナ・フィッシャーはポッドキャスト “Office Ladies” で話していました。実際、このシーンに言及しながら「泣きそう」とも。また、こんな風に子どもたちと接する姿は、マイケル役のスティーブ・カレルの人柄そのものだそうです。
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