ジ・オフィス シーズン1エピソード3「医療保険」
本日のボキャブラリー
swamped 多忙極まりない
コストカットの一環で、医療保険のプランを下げるようにジャンからオーダーされたマイケル。
悪者になりたくないマイケルは、新しいプランを選ぶよう、ドワイトに頼みます。ひどい上司ですね。しかしマイケルから好かれたいドワイトは、もちろん快諾(笑)
そして、マイケルは自分のオフィスにこもり、受付のパムに様子をうかがおうと電話をかけます。
Pam: Dunder-Mifflin, this is Pam.
Michael: Pam, Michael Scott. How’s tricks?
Pam: Where are you?
Michael: Oh, I’m in my office. I am swamped. I have work up to my ears. Busy busy busy.
パム: ダンダーミフリンのパムです。
マイケル: パム、マイケル・スコットです。ご機嫌いかが?
パム: どこにいるんですか?
マイケル: 自分のオフィスにいるよ。多忙極まりないんだ。本当に忙しくて。忙しい忙しい忙しい。
こちらの表現にも注目しておきましょう。
How's tricks?
ジーニアス英和辞典第5版によると、「((やや古))元気かい、うまくやってるかい(=How are you?)」とのことです。
とにかく忙しくて自分は医療保険の件については関わっていないということをアピールしたいのでしょう。swampedの次に言っている、
I have work up to my ears.
も、すごく忙しいということを表す慣用表現です。机の上に片付けるべき書類が山積みになっていて、それが耳のあたりまで積み上がっている様子を想像してみてください。物理的にそのような状態でなくても、「忙しい」ということを言いたい時に使えるフレーズです。
オフィスのブラインドを閉めて外から様子が見えないようにして忙しいアピールをするマイケルですが、カメラはブラインドの隙間から電話をしながらトラックのミニカーを手持ち無沙汰にいじっている様子をばっちり捉えています。
ほんと、しょうもないマネージャーですね(笑)
ポッドキャスト “Office Ladies” からの裏話
- マイケルが訪ねるトラベルエージェンシーの人は、マイケル演じるスティーブ・カレルの大学時代の友人が演じている。
- 車の中でマイケルが電話で話している炭鉱の人は、クリード役のクリード・ブラットン。(このエピソードの頃は、クリード役としても出演しているがセリフなしの役)
- でっち上げの病名をドワイトが読み上げるシーン。「ホットドッグフィンガーズ」で会計の3人(ケビン、アンジェラ、オスカー)が吹き出すシーンは演技ではなく本当に吹き出してしまったが、そのまま採用された。
ドワイトの変人っぷりがだんだんと明らかになってきましたね。でもなぜか憎めないというか、この変人っぷりがだんだんクセになってきます!