ジ・オフィス シーズン3エピソード「楽園の風」より
deposeは「<支配者・政治指導者など>を退陣させる, 退位させる」という意味の他動詞ですので、それを受動態にすると、「退陣させられる, 退位させられる」という意味になります。
今回は、マイケルがダンダー・ミフリンのスクラントン支社長から下されるという文脈ですので、「退任」という言葉を選びました。
では、早速この表現が出てくるシーンを見てみましょう。
ジャマイカで休暇を満喫していたマイケルがオフィスに戻ってきました。大変楽しんだようで、誰かに話したくて仕方ありません。そこで、真っ先に受付のパムにご機嫌で話しかけます。しかし、パムは深刻な報告をしなければなりません。
Pam: You have a bunch of messages, and Hannah quit while you were gone. I guess she memo-ed to file some complaints she had about being a working mother. And so you might have to be deposed.
Micheal: Blah, blah, blah, blah, blah. Relax.
パム: メッセージがたくさんありますよ、それから、あなたの休暇中にハンナが退職しました。彼女は子育てしながら働くことについての不満を報告したみたい。だから、あなたは退任しなければならないかもしれないわ。
マイケル: ベラベラベラ。落ち着けよ。
このエピソードでは、カレンとの関係に悩んでいるジムを見かねたパムが相談に乗ります。おかげで、ジムとカレンは関係の修復に成功。
純粋に友達としてジムにアドバイスしたパムですが、いざカレンとの関係が修復されると、やはり複雑な気持ちになり、廊下で一人泣き出してしまいます。そこを通りがかったドワイトが、慣れないながらも慰めようと試みます。
このシーン、パム役のジェナ・フィッシャーとアンジェラ役のアンジェラ・キンジーのポッドキャスト “Office Ladies” によると、ドワイト演じるレイン・ウィルソンはドワイトとは違って非常に情のあふれる優しい人物で、泣き崩れるパムを見てついつい涙ぐんでしまって何度か撮り直したとか。
そんなレイン・ウィルソンの人柄が垣間見れるこのシーン、是非ドワイトの表情に注目してみてください!
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